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神秘の子羊の崇拝

£20.00

ヤン・ファン・エイクの初の署名作品は『神秘の子羊の崇拝』と呼ばれるヘントの祭壇画である。

この三連の絵画は高さ3メートル幅5メートルを超える大作で、ヤンの兄、ヒューベルトによって制作が開始された。1426年の兄の死後、弟のヤンが引き継いで1432年に完成させている。

閉翼時の絵画は、神のキリストにおける顕現の神秘を表し、大天使ガブリエルが聖母マリアに受胎告知を行う様子である。

開翼時は新たなる秩序の誕生を示し、世界の贖罪としての神の子羊が描かれている。

 

DVD PAL方式 65分 リージョンフリー 4:3

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Description

この映像作品はヤン・ファン・エイクによる初の署名作品、『神秘の子羊』、あるいは『神秘の子羊の崇拝』とも呼ばれる、「ヘントの祭壇画」についての考察である。この三連の祭壇画はヘントのバヴォ聖堂のために描かれたもので、キリスト教の物語を題材とした最も素晴らしい絵画の一つであり、元来は宗教的祝日にしか開帳されない絵画であった。制作はヤンの兄であるフーベルトによって開始され、1426年の兄の死後は弟のヤンに引き継がれて1432年に完成する。閉翼時の絵画は、神のキリストにおける顕現の神秘を表し、大天使ガブリエルが聖母マリアに受胎告知を行う様子である。開翼時は新たなる秩序の誕生を示し、世界の贖罪としての神の子羊が描かれている。

花々の咲き乱れる牧草地にある聖餐台に神の子羊が立ち、ひざまずく天使に囲まれながら、聖餐杯にその血を注いでいる。審判員、兵士、隠遁者、そして巡礼など、時代を超えたキリスト教国全土から集まった人々がこの子羊を崇拝する。上部には、威厳に満ちた姿のキリストが座し、その両脇にはマリアとヨハネ、天使たちも賛美歌で讃える。アダムとイブは前例のない美しさと悲劇的威厳を湛えた姿で描かれ、この場面全体について沈思、熟考しているようである。

受胎告知、神の子羊、マリアとヨハネ、天使とともにいるキリスト等の象徴性、そして、扉の外側に描かれたこの絵の寄贈者二人と内側に描かれたアダムとイヴという人間の姿の意義を映像で探求してゆく。この大作に秘められた重層的な意味合いのいくつかを理解することができるはずである。

映像にはファン・エイクが聴いていたであろう同時代の音楽が使われている。

DVD PAL方式 65分 リージョンフリー 9:16

 

Additional information

Weight 0.2 kg
Dimensions 20 × 15 × 2 cm
Format

DVD